1000万円はパソコンに使った
読むのにかかる時間: 1未満

黎明期からのPC愛と、1000万円超の投資
1979年の5月、とあるイベントのNECブースでPC-8001を予約しました。それから半年が経った秋、待ちに待った実物がようやく私の手元に届きました。本体やプリンターを合わせると、価格は約80万円。それ以前にもTK-80とTK-80BSを約20万円で購入していました。

私のPCへの投資はそこから本格化します。MZ-80K、日立のベーシックマスター、FM-8などに100万円。さらにPC-6001、PASOPIA7、PC-8001mkII SR、PC-9801、PC-9801VM、そして8インチフロッピーなども含めると、あっという間に300万円ほどになりました。

世界初のカラーノートパソコンと言われたPC-9801NCを50万円で手に入れ、PC-9821やLibretto 20などにも50万円ほど使いました。その後もハードウェアへの投資は続き、総額は軽く300万円を超えたでしょう。膨大なソフトウェアも購入したことを考えると、合計で1000万円以上は使ったと思います。

考えてみれば、1970年代は今でいうパソコンを「オフコン」と呼び、一台750万円もする時代でした。日本語ワープロですら300万円したのですから。そんな時代に自由にお金が使え、次々と登場する新しいスペックを体験できたのは、本当にありがたいことでした。

私にとってパソコンやITは「おもちゃ」同然だったので、難しいとか苦労するといった意識はまったくありません。専門の学校や情報科などもちろん存在しない時代、とにかくパソコンと触れ合っているだけでご機嫌でした。正真正銘の「PC中毒」であり、50年来の筋金入りです。

ただ、不思議とアップル製品だけは買いませんでした。初期のApple IIを少し使ったことはありますが、購入には至りませんでした。大きな原因は、当時主流だった68系や80系のCPUとの仕様の違いです。CPUが違えばソフトウェアも異なります。やがて時代がMacとWindowsの二者択一になったとき、両方を極めるのは難しいと判断し、私はWindows系を選択しました。周りからは「アップルを買え」と再三勧められましたが、言われれば言われるほど意固地になって買わなかったのです。

「できる人」に資格はいらない
そんな私ですが、今でもIT関連の資格は一つも持っていません。資格試験を何度か受けたことはありますが、もちろん受験勉強などしませんから、いつも40点くらいで不合格です。

正直なところ、ITの試験問題はどうも馬鹿らしく思えてしまい、本気になれないのです。四者択一の暗記物ばかりだったり、設問の処理方法に「それは見解が違うだろう」と感じたり。問題そのものに問題があるように思え、腹が立ったことさえあります。

結局、私の中で資格試験は「主催者が儲けるためのイベント」であり、「現場を知らない人事部向けの採用基準」でしかないという結論に至りました。

私の仕事仲間は、皆そろって無資格でした。SQLやC++、Javaの達人といった優れたプログラマーたちも、資格とは無縁でした。本当に「できる人」というのは、総じて職人気質な実力者です。彼らの世界に、資格の有無はまったく関係なかったのです。

おすすめの記事