コンピュータ将棋
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将棋とAI、そして私

私は日本将棋連盟のアマチュア三級を持っています。はるか昔、学生の頃は将棋会館へ通い詰め、プロの卵である小学生たちを相手に、いつもコテンパンにやられていました。

時代は、あの大山康晴名人と升田幸三が覇を競っていた頃。特に升田幸三の大ファンで、一度だけお会いしたことがあります。下駄を履いていたせいか想像以上の大男に見えたこと、そして隣にいらっしゃった小柄な奥様の姿を今でも覚えています。升田幸三の「新手一生」という言葉が大好きで、今でも私の座右の銘です。

1980年代になると、ついに将棋ソフトが産声を上げます。チェスの世界ではすでにApple II用のソフトなどがありましたが、将棋ソフトはまだまだ棋力が弱く、8ビットCPUの限界も感じられました。その中でも「森田将棋」は群を抜いており、本格的な将棋ソフトとして人気を博しました。

当時は、コンピュータがプロ棋士に勝つなんて、生きているうちには見られないだろうと思っていました。ところが、ご存知の通りAIは人間を超えてしまったのです。私も最近のソフトに何度か挑戦しましたが、まったく歯が立ちません。特に終盤の詰めの正確さは驚異的で、詰将棋においては人間の比ではないでしょう。AIという新しい技術が切り拓く世界の到来を実感しています。

伝説のソフト「Bonanza」に触れる

そんなコンピュータ将棋の世界に衝撃を与え、歴史を大きく動かしたソフトが「Bonanza」です。

Bonanzaは、2006年の世界コンピュータ将棋選手権において初出場・初優勝という快挙を成し遂げ、さらに翌年には渡辺明竜王(当時)と平手で対局する栄誉も得た、伝説的な将棋ソフトです。

今回ご紹介する「Bonanza Classic」は、そのBonanzaが2005年にデビューした当時の思考エンジンを搭載したバージョンとなります。一手5秒の早指しモードなど、後のバージョンにはない機能や、美しい盤駒のグラフィックも魅力です。「やはりBonanzaは最初から強かった」ということを、ぜひご自身の目でお確かめください。

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