歴史的録音。
1936年2月、初来日を果たしたソ連の大歌手、フョードル・シャリアピン。
死去する2年前、64歳時の来日であり、その最後の絶唱で多くの日本人に感銘を与えたと記録にあります。
その時の貴重な録音からロシア民謡「ヴォルガの舟歌」。
重厚ながら畳み掛けるような編曲で、私自身このバージョンで何度か歌ったことがあります(結構ピアニストには嫌われます)。
この時シャリアピンはすでに入れ歯で、来日時はその具合が悪くまともにステーキが食べられないということで、
彼のために帝国ホテルのレストランが考案した柔らかい「シャリアピン・ステーキ」がメニューとして残ったのは有名な話。
ところでこの月は雪が多く、2月4日の首都圏の大雪で交通網はストップ、
演奏会に来たほとんどの聴衆が日比谷公会堂で一夜を明かすという事態もあったそうです。
彼が離日した後の23日にも大雪が降り、その雪が溶けきらない26日に歴史的な「2・26事件」が起き、
この時シャリアピンを聴いた人たちも戦争への渦に巻き込まれることになります。
そんな時代の歴史的録音を紹介します。
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"Song of the Volga Boatmen" (Trad Russian, arr. D. Ashkenazy) Feodor Chaliapin Acc. George de…


