Isao Hayakawa
歴史的名演。
カルロス・クライバーが1967年のウィーン芸術週間で演奏したマーラー「大地の歌」が新たにyoutubeに投稿されたので紹介します。
私の持っているCDより格段に音質が良くなっていて、初めてこの演奏の全貌がわかった気がします。
この年のウィーン芸術週間はバーンスタインやクーベリック、マゼールなどの
名だたるマーラー指揮者が集結してマーラーの一大チクルスが敢行されたのですが、
その中でなぜ当時無名のクライバーが重要な「大地」を任されたのか。
本人は当時シュトゥットガルトで活動していたわけで、このイベントには無縁の存在でした。
しかし彼の才能を認めていたオペラ演出家オットー・シェンクが
「大地」の指揮者を捜していた事務局にクライバーの出演を提言、交渉の結果彼の演奏が実現したということです。
とはいえクライバーにとっては寝耳に水のマーラー。
そこで彼は当時チューリヒにいた父の友人であったクレンペラーを訪ねます。
そこでマーラーのオーソリティであるクレンペラーから助言を得、
クレンペラーの推薦で二人のソリスト、クメントとルートヴィヒの起用も決まったのです。
後にも先にもクライバー唯一のマーラー録音がこうして残されたのは、
そしてそれが真の名演と了解できるレベルの記録として聴けるのは幸いです。
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