アフィリエイトを始めて3年になりますが、報酬はまだほとんどありません。
では、なぜ楽しいのか?
意固地だと思われるかもしれませんが、私にとっての楽しさとは、むしろ「成功しない楽しさ」、なかなか達成できないもどかしさの中にあります。この感覚は、あらゆる学問や芸術に通じるものだと感じています。
私はクラシックギターを50年以上弾いていますが、音楽というものは、どれだけ続けても完成せず、心から納得できる瞬間は訪れません。テディベアの価値を本当に理解するのに、1万体を見たり触れたりして10年かかったように、奥深い世界は時間をかけて向き合うことで、ようやくその輪郭が見えてくるものです。
アフィリエイトもまた同じで、私にとっては難しければ難しいほど興味が湧いてきます。コンピューターや音楽の勉強と同じように、その果てしない奥行きに強く惹かれるのです。
当初、私はアフィリエイトを「姑息なお金儲けの手法」だと考えていました。しかし、壁に突き当たれば突き当たるほど、この世界の複雑さと深遠さを感じ始めています。
難しい楽曲は、何度も練習すれば指が覚えてくれます。しかし、アフィリエイトはそうはいきません。答えのない難解なパズルのようで、常に試行錯誤を繰り返しながら、自分だけの正解を探し求めなければなりません。
その過程が、たまらなく楽しいのです。
新しい仮説を立てては実行し、失敗を繰り返す。そんな自由な実験ができる環境は、なんと素敵なことでしょう。
かつて、将棋の升田幸三名人が遺した「新手一生」という言葉に感銘を受けましたが、アフィリエイトの世界では、まさにその精神を実践できます。誰もやらなかったことを自分で考え、探し出し、無謀とも思える挑戦を続ける。そして、自分だけの新しい方法を発見した時の達成感は、本人にしか味わえない至福の瞬間です。
かのブラームスは、交響曲第1番を完成させるのに30年を要したといいます。芸術とは、それほどに果てしない時間と労力、そしてほんの少しのセンスを必要とするものなのでしょう。
目まぐるしく変化する情報社会では、何年も同じやり方が通用するわけではありません。しかし、その捉えどころのない幻影のようなものを追いかけること自体が、今の私にとっての面白さなのです。
これからも、アフィリエイトという幻影を追いかけ、決して到達することのない目的地への旅路を、妄想たくましく楽しんでいこうと思っています。

