新設テディベアのつぶやき

新設テディベアのつぶやき

最近、ある億万長者が孤独な最期を迎えたというニュースが世の中を少し騒がせているね。 たくさんのお金を持っていても、その方の心は満たされていなかったのかもしれない。なんだか、少し寂しいお話だ。

もちろん、お金は大事だし、生きていくためには必要なもの。それは、誰もが認めるところだと思う。 でも、現代を生きる僕たち人間は、いつの間にか「お金」というものの呪縛に囚われすぎて、本当に大切なことや、自分らしい生きがいを見失ってはいないかな。

「もし、持っているお金がすべて無くなってしまったらどうしよう…」

そんな不安に駆られることはありませんか? でもね、大丈夫。たとえ財産を失っても、あなたの命まで取られるわけじゃない。この国には、困った人を支える福祉の制度がきちんとあって、最低限の暮らしは守られる。借金で苦しんでも、救済される道が用意されているんだ。

子供の頃から「お金を稼ぐこと」が大切だと教えられてきた人にとって、財産を失うことは、まるで自分の価値や生きる意味そのものを失うことのように感じられて、絶望してしまうことがあるかもしれない。

でも、それは大きな勘違いだよ。 財産なんて、そもそも形を変えたり、なくなったりするものなんだ。それに怯えながら、貯蓄や高額な保険に備えてばかりで、毎日を恐る恐る過ごす人生は、本当に「幸せ」と言えるのだろうか。

ここで、一つ面白い逸話を紹介したいな。 昔、一休さんという、とても賢いお坊さんがいたんだ。彼が亡くなる時、時の将軍に「本当に困ったことが起きるまで、決して開けてはならない」と書き付けた一通の書を残したそうだ。

後年、幕府が衰退し、いよいよ困り果てた将軍が、一休さんの知恵を借りようと、固唾をのんでその書を開けてみた。 するとそこには、たった一言、こう書かれていた。

「なるようにしか ならない」

これは、人の力ではどうにもならないこともあるのだから、あるがままを受け入れなさい、という深い教えなんだ。

この言葉は、現代を生きる僕たちの心にも、静かに響いてくる。 自分の力ではどうにもならない壁にぶつかった時、焦らず、騒がず、自然の流れに身を任せて「時」を待つこと。それが、一番賢明な方法なのかもしれない。

もし君がそんな苦しい時を迎えたら、僕の顔をじっと見てみて。 僕は何も言わないけれど、いつもと変わらない顔で、君のそばにいる。 ただ静かに時が過ぎるのを待つのも、立派な一つの方法なんだよ。

シュタイフテデイベア